かとやん家

わんこ,山歩き,料理等等,備忘録メインのブログです。

ナショナリズム

 オリンピックもたけなわです。普段は、日本人であることや国旗にはさほど関心がないが、何故かオリンピックやワールドカップになるとナショナリズムが刺激され、日本人選手を心の底から応援してしまう。
どこかの政党の女性議員(昔はクラリオンガールだった?)が、強化費を削減すると事業仕分けで発言していた。スポーツは、国威発揚の場になっている現実がある。世界的な大会で同胞らが活躍すること、国民としての誇りを持ち、夢を持つのではないだろうか。

 スノーボードの国母選手が服装や態度で社会的な非難を浴びた。税金を使って強化費を出されており、遠征費用も税金であることを考えると、やや非常識な服装や態度だったかもしれない。ただ、思うに遠征途上の服装であり、公式な場に出るときの服装ではないので、彼なりの着こなしにさほど目くじらを立てる必要はないのではないかとも思う。
 不思議なのは、彼と同年齢の者達の方が厳しい意見が多かったことだ。若者ほど、世論に流され易いのだろうか? 国母選手は8位入賞だった。世界で8位である。立派な成績だと思う。人しれぬ努力をしてきたことは明らかであり、その努力を讃えて然るべきではないだろうか。

 モーグル上村愛子選手が4位だった。オリンピックでメダルを取ることの大変さを改めて思った。皆川選手が、愛子選手のために奇跡のメダルを取得したら、格好良すぎると思う。意外だったのは、皆川選手が新潟のテレビで妻である愛子選手の応援をしていたことだ。数年前の夏のオリンピックでは、ヤワラちゃんの応援を谷選手が現地でしていた。オリンピック出場を果たした選手は、開会式から閉会式まで現地入りしていても良い筈だが・・・・。自らの課せられた使命のために、コンディションを保つために皆川選手は現地入りしなかったのだろう。まさに大人の対応である。

 モーグルの尾崎選手は、残念ながら予選落ちだった。でも、予選では最速だったのも事実。次のオリンピックも是非目指して欲しい。

 スピードスケートでは、加藤選手と長島選手がメダルを獲得した。ちょうど昼休みだったので、LIVEでテレビ観戦できたのはラッキーだった。1000メートルでは長島選手の集中力をそぐアクシデントが重なり残念な結果であった。

 それにしても、スノボのショーンホワイト選手の演技は凄すぎた。一人だけ異次元の滑りをしていた。まるでスーパーマンである。スノボハーフパイプの面白さを全世界に広げたであろう。

 今日は、フィギアで高橋選手が見事銅メダルを獲得した。4回転に挑戦しなかったら・・・・どうであっただろうか。練習でも成功率が低い技は本番では奇跡的なことがないと無理なのは自明であろう。ただし、4回転を飛んでこそ、男子のフィギアという前日のコメントを考えると、高橋選手なりの美学があるのであろう。無難にまとめて、他選手のミスを待つのを潔しとしなかったのであろう。